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グッドジョブ本人

丁寧に生きた記録

正しいのはどっちだ問題20周年記念

ご自身

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中学時代、私は気まぐれベースで竹刀を振る幽霊剣道部員だった。夏休みとかまで学校なんて行きたくないし、胴を外された時の痛みとかは絶望的だし。そんな調子で、2年間はやんわり所属スタイルで過ごしていた。 

3年生になってすぐだったか、なんでもいいから殴らんといかん程度にムシャクシャしたので武道館に足を運んだ。そしたらその日、なぜか当たり稽古でうまい具合に面胴小手がどんどん決まり、そのままいきなり剣道が面白くなった。剣道部は、文化部の少ない母校において、定員にあぶれた愚鈍マンの巣窟。なので真面目に取り組みさえすればどんどん勝てるようになってくる。これ実力的にはいけるんじゃと思い、同じくらいの熱量だった先鋒の子に「試合して勝った方が団体戦の大会にってのでどうです?」と聞いて即OKをもらい、即勝った。

嬉々として先生にその旨を報告しに向かう。職員室で、ルコックかFILAを着たチンパンジー的な竹田先生に「自分はいま剣道がすごく楽しい」「当事者間では合意に至った」とプレゼンした。猿よりも若干白目が多いかな的な竹田は、表情をちっとも変えず話を最後まで聞いて言った。「お前を大会には出さない。だってこれまでぜんぜん部活に来てなかったじゃないか」。

先日、誕生日を迎えた。この年ながら、今も「また1つ大人に」と実感し、その都度、あの職員室を出て即トイレに籠もって泣きじゃくってた自分にどんな言葉をかけたらいいのかしらとも考える。実力がモノ言う派、正しさは重要視すべきだ派。誰が、どちらが正しいのか、まったく答えが出なくて、今年も相変わらずだったな。