グッドジョブ本人

丁寧に生きている記録

刺激と人情劇のセンダイガールズプロレスリング新宿FACE大会興奮記

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渡りに船的なアレで足を運び、初めての格闘技体験をした仙女の1月9日新宿FACE大会の話を。

会場が新宿リキッドルーム跡地ということで「壁が黒い☺」って懐かしさ、そこに500人ぽっちしか入れず至近距離で拝ませてもらえるということに喜びながら開演を待つ。客電が落ち、冒頭の選手紹介コーナーに。「意外と小さい」「お腹まわりに人間らしさが」など不躾な感想を抱きつつ、同時に観客のアットホームな合いの手(野次)に和む。会場の湿気は音楽ライブとはかなり感触が違っていた。

私はこの日の出演レスラーについてはアジャ・コング(仙女所属ですらない)しか知らなかったけれど、結果的に予備知識は無くても存分に楽しめた。例えば私は「今日は成人の日。私は新成人なんで勝ちたい」と言っていた白姫美叶に自ずとフォーカスを当ててた。以前Twitterでサブカル職人が同窓会とか成人式参加について言及してたことが記憶に残ってたし、行く派の私は、行かない選択肢を歩んだ彼女の心中をやんわり察したというのもあって。

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そんな推しの白姫が登場した第一試合、すぐのこと。ゴングのアナログな金属音に「本物!」と思った次の瞬間、最初の試合の最初の攻撃だった。アニメやドラマの「ビシッ」とか「ドガッ」よりもきちんと生々しい打撃音と、床と空気が震えたことに対して反射的に「うわっ!」と声を上げた。同行者もそうだった。これがプロレス、これが格闘技!もうこのファーストインプレッションだけでも取れ高は足りる。新しい刺激を受け取った瞬間特有の高揚感でいっぱいになった。

そこでテンションがハイになったのか、時間の進みが早く、感情の動きがダイナミックになった。第1試合は最終的に新成人・白姫が承知。彼女にとって初めてだったらしく、それがどれぐらいの悲願だったのかを物語る彼女の姿を見ながらこっちも涙ぐんだあたりで「おやっ」と思ったけど、第2試合で審判と「出身地は魔界」カサンドラ宮城とのコミカルなやり取りにケラケラ笑ったり、志田光が竹刀を振り下ろしたときに「痛い!」と思わず口にしたり。もうなんか試合とそこに寄りそうストーリーに一喜一憂するのが忙しいのなんの。里村明衣子が凛とした佇まいで相手を見据えるだけでドキドキして、先日引退した木村響子に挑むDASH・チサコの表情に凝縮されるこれまでのドラマに感慨を催した。そして最後の試合におけるアジャ・コングの圧倒的な強さ!彼女がタイトルマッチを経てチャンピオンベルトを手にしたところで「もう終わりか!」と再び驚いた。

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直接的な刺激、濃ゆいドラマ。こうして開いた格闘技はどうやら魅力がすごいらしい。どんどん深掘りしてみようと思う。